中途採用社員の社員教育を徹底するでも書いていますが、
職種により教える先輩や上司が決定され同行業務を通じて現場教育を行っている会社が多く、
この先輩や上司の影響を強く受け、その先輩のレベルに合わせた考え方や行動をとりがちです。
中途採用の際には、新人に同行して教える先輩や上司には必ず事前研修を行って欲しいものです。
往々にして同行業務の中で会社の労働環境や給与、上司、同僚に対してのグチや悪口が言われているようです。
そして、この先輩は、いかに自分が有能か、自分の考え方が正当なのだという自分のアピールをしたがるようです。
よって、このレベルの低い先輩の言動や行動にしっかりと釘を打つ教育をするのです。
「この新人は、あなたしだいで決まるのだと」
「あなたのレベルで会社を語るな・・と」。
新入社員の場合、特に同行先輩の影響を色濃く受けます。
業務のスピード、テンポ、リズム、挨拶の仕方や掃除の仕方、気配り、目配りなど、その先輩に似るものです。
そして、その先輩のレベルに合わせた考え方や行動をとりがちです。
会社の商品には、物販商品に限らずスピードやリズム・テンポも商品なのですから
教える同行先輩には、これらも教えなければいけません。
「あなたのレベルと会社のレベルが違いすぎると問題が出る。
新人は、その影響を強く受け、その新人の将来に影響を及ぼすのだと」。
これらを含んだ事前教育をぜひ実行して頂きたいものです。
先輩社員や上司への事前研修は大変重要ですから、
忙しいといって手を抜いていると企業の発展はありません。
こつこつと事あるごとに「考え方」の教育を繰り返していただくことが望ましいでしょう。