遊びの一つである、将棋倒しやドミノ倒しをイメージして下さい。ドミノ牌を並べ列を作り、スタートである牌を倒し、倒された牌は、
隣の牌を倒し、さらに続き最後の牌を倒す。趣向を凝らした演出で楽しむ光景をテレビで見受けます。
人生もこのドミノ・将棋倒しに似ていると思うのです。誰もがそれぞれに人生の道があり、その道を歩むうえで活かされる経験や体験の一つ一つがドミノの一つと考えてみて下さい。
今、何か経験や体験を一つ勉強する。そこで次の隣にあるドミノを倒すことが出来る。そこで、又新たな何かを勉強させられる。勉強を終えると次のドミノを倒す。
自分の人生の道に、あなただけのドミノがあり、そのドミノは、あなたにとって何かを得るために必要なものなのです。
まずは、就職で会社選びをする場合、給与や休日、残業が多い、手当が少ないなどと欲張らず、その時のご縁ある企業に勤めさせて頂くことです。
待遇ばかりを優先させて自己過信している欲張った人は、かなりの確率で離職しています。社会での人生をスタートさせるにあたり、目の前に現れているドミノをまず倒して下さい。
倒すとき、「入社させて頂きまして」「感謝」という「心」が大変重要になります。何故なら、この心がけひとつで次に倒すドミノが大きく変わるからです。
自分の人生道中に与えられたそのドミノには、無駄な物がありません。しかし、心がけが間違っているとそのドミノは空洞化された意味や中身の無いものになります。
そして、何ら為にならない時間とエネルギーを要し、次のドミノを倒す迄には相当の苦労を強いられるでしょう。
先のドミノを倒すために、今経験して置かなければならないから、「このドミノがある」。「感謝」する心で、心豊かに楽しんで経験して欲しいと願うのです。
前途あるこれからの人生に向かって・・。そして、晩年になって振り返った時、素敵な人生だったと思えるために。
勤める。それも様々な拘束がある中での社会人生活。どうせ勤務するなら好条件が望ましい。会社は大きい方が良い、給与が高い、手当がたくさんある、ボーナスがある、
休みがたくさんある、残業も少ない、有給もたくさん取れる、など欲を言ったらきりが無いでしょう・・。
この我欲を優先させて会社選びをする人。金銭欲を優先させる人は、いずれ金銭に泣かされる。
入社させて頂ける事が出来る。これがご褒美なのに「まだ」「まだ」は欲。特に金銭欲は、果てしなく勤務途中で賞与が減額などになった途端、不満やグチが始まり、
自らが勝手にモチベーションを下げ上司や会社からの評価が下がる。結果、給与や賞与などの金銭が逃げる。不思議ですがパターンなんです。
「入社させて頂いて感謝します」と、入社する人。感謝が出来る人は、勤めさせて頂ける事が優先。
自分の力量を過信せず、わずかな賞与にも感謝し、休みを頂ける事に感謝する。残業もいとわず頑張る。結果、上司や会社からの評価が高く金銭のご褒美や地位のご褒美が頂ける。
さらに手当などの金銭のご褒美が付く。
感謝がある人は、ご褒美を期待していない。その感情すら持たない人。「ありがとうございます」が、自然と心から言葉に出る人。究極を申せば、会社にとって真に必要な人材なのです。
会社には、自分の労働力を売り、報酬が頂ける。見合った分が頂けるのです。そこに「これだけしかない」の感情を持つ人は、いずれ金銭逃走に遭遇するでしょう。
いかがでしょうか？
ちょっと考え方を変えて就職に望んで頂き、活気あふれる社会人となって下さい。