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感謝

感謝する「心」を教えるのが社員教育。

感謝の「感」は、感じる心、感じ取れる心。感謝の「謝」は、言葉と体(身)が付くと書きますから、言葉は「ありがとうございます、おかげさまで」という口から発するもの。 身は、「体を使って表現するおじぎ」など。「内なる心からの想いで相手を思いやる、敬う、尊ぶ気持ち」これらが感謝する真の心であろうと勝手に解釈しています。 マニュアル的な言葉と型だけを整えた挨拶は、相手への伝わり方が違うものですし、何よりも見抜かれてしまいます。「心」ある、雰囲気をかもし出す態度や言葉からは、 その人の人格がにじみ出るものです。挨拶で一番必要な教育は、型ではなく心の教育であり、とりわけ「感謝する心」です。

感謝なければ何事も成就せず。

感謝なければ何事も成就せず。

感謝という心の有様には、薄い人と厚い人。浅い人、深い人に分けられると思います。感謝の薄い人、浅い人は、俺が、私がの「が」で生きている人。 感謝の厚い人、深い人は、おかげさまでの「で」で生きている人。とは、よく人耳にする言葉です。

学校などの部活動では、指導者から、この「感謝」を教えて頂けます。好きな部活動をさせて頂いている親に感謝。毎日お弁当を作ってくれることに感謝。 毎日洗濯してくれていることに感謝。などとプレー以外の心の教育をします。

感謝ということが、人として当たり前の事であり、将来に渡り自己の人間形成や、団体活動でいかに重要なのかを見据えて指導者は教えて下さります。

高校野球などでも、選手がインタビューで「支えて下さった方に感謝」「仲間に感謝」「周りのおかげで」「皆さん

に感謝します」とコメントをしますが、これは、感謝する心根が大切だということを繰り返し繰り返し教えられて来た結果だと思います。それが、当たり前になっているからこその発言なのでしょう。

会社においても、「部活動をしてきた人間は、やっぱり違う」とも、よく聞く話です。挨拶などの態度や言葉使い以外に教え込まれてきた、何かを感じさせるものがあるのでしょう。

よって社員教育は人間教育であり、これらを長期に渡り、繰り返し繰り返し教えていく必要があると思いますがいかがでしょうか?

そこで、会社の社長が社員に対して、俺に感謝すれとは言えません。例え、それらに近い話しをしたとしても本来の伝わり方にはなりませんから、これらは、会社の幹部・役職者が教えて行かなければなりません。 事ある毎に教えるのです。繰り返し繰り返しです。

しかし、残念ながら上層部であっても感謝を忘れ、ごくまれに、幹部自身が「俺の力で会社は成り立っている」などという考え方をしている方がおりますが、 幹部・役職者には初心に返って頂く為の外部研修が必要にもなります。

感謝できる人は、人間関係も良好です。「ありがとう」の一言や、その所作には相手が受ける印象ばかりではなく、自分にいずれ必ず「ありがとう」が返ってくるものです。 社長はよくご存じでしょうが、こういう社員が多い会社には、多くの信用と信頼が寄せられます。

何かをしてもらっても当たり前、与えられて当たり前と思っている勘違い社員「ばかもん」は、いずれ他人のせいにする「おおばかもん」に成り下がります。 そうしてしまう責任が会社にもありますから、そうならない為にも是非、教えて頂きたいと思います。

儲ければ良い、偉くなれば良い、自分だけが良ければ、との風潮がある現代において忘れられている「感謝」。感謝する・感謝出来る、感謝の厚い心ある社会人、そして「人」であって欲しいと願うのですが。・・・?