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業務の質と量

100%以上を求める。

社員に日常100%以上の仕事の質と量を与えていますか?こなさせていますか?社員の考える100%と社長の考える100%は当然違うはずです。 普段の仕事量を100%以下しか与えていないと、売上が高まる繁忙期にこなせず、結局、外注や人員補充で経費を圧迫します。社長がこれ位は出来て当たり前と思っている仕事量を要求して下さい。

求めるから効率化を考える。

求めるから効率化を考える。

コンサルティング先でよくお話しを受けるのが、仕事をこなす質と量の問題に関連した売上と人件費の問題です。閑散期・通常期などは、現在の人員で間に合うがちょっと忙しくなると仕事が回らなくなり、 外注や人員補充をせざる負えなくなる。結果、人件費の高騰に繋がり、閑散期に仕事の絶対量が減り利益が減少するという、どこの企業でも抱えている問題です。しかも、何年たっても解消する事が出来ないでいます。

この問題を全て解消することは難しいでしょうが、少なくとも利益減少幅を少なくさせる事は出来ます。それは、社員の仕事量を普段から120%要求してやらせることです。 仮に、普段の仕事量が80%、繁忙期が150%だとその差は、70%に及びます。普段、120%をこなさせていると繁忙期でもその差は、30%で終わります。

ここで問題なのが、普段から120%の仕事量を要求したら、社員がそれに応えてくれるのかということです。残念なが

ら多くの中小企業では、社員の不満がいつも渦巻いており「人員を増やして下さい」と役職者が社長に進言してきている結果に終わっています。

120%の仕事量と質を求め、それらを実行するとなると、当然、業務効率の為の対策に知恵をしぼり、作業手順やムダを見直したり、全体のシステムを改革したりと考えるものです。ここを理解し、管理職が改革推進を実行して行く気があるかどうかが問題になります。

社長が業務量や質、及びスピードについて話しをされて、管理職が改革へと実行するようであれば見込みがあります。しかし、ちょっと忙しくなったら人員を要求してくるような管理職では、必要に応じて外部の社員教育を受けさせる必要があります。

結局、日常から120%を求めて業務を実行させなければ、効率化などとは縁遠く、企業体質に「力」は、付かないのです。

仕事量は、「力」。

仕事量は、「力」。

普段の仕事量が80%ならば、人間はそれに直ぐ順応し、100%の仕事量でも「大変な」忙しさに感じるものです。普段から120%の「力」を持っていれば、150%の仕事量に耐えることが出来るものです。 但し、150%になると無理が出ますから、全て補完できるものではありません。しかし、少なくとも向上心がみなぎり社員体質や社内体質は大変な変化を生み出します。

書式一つとっても「もっと良い方法がないか」「もっと効率化できないか」「こうした方が顧客に分かり易いのではないか」という恒常的に変革精神が生まれ、従来のやり方、方法を打破する活気のある「力」ある職場となるでしょう。

社長からみて「それぞれが、もっともっと出来るはずだ」と思っているのであれば、それを外部の社員教育担当から他社の事例として話しをしてもらって下さい。「社長のストレスだ」と。「もっと考えろ」と。「利益が減る」と。

この教育の場合、管理職研修では変化が見られません。一時変わったかなと思っても長続きしないのです。ですから、一般社員と一緒の教育をした方が成果は期待出来ます。

何故なら、一般社員の中には、上司の考え方や仕事に対する姿勢にクエスチョンが付いている人がいますから、外部の社員教育担当からの上記の発言は、この社員のクエスチョンを解消する事が出来ます。そうでなければ、この社員は退職します。

又は、上司の仕事ぶりに合わせ惰性で日常を過ごす事となり、せっかくの「人材」が、ただの「人在」になってしまい、会社にとっては損失になるのです。

あの手この手で120%の力量をつけさす。一旦付いた「力」は、代々受け継がれて行くように、一般社員の底上げ効果を伴う社員教育を実施されてみて下さい。