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あいさつ

何故、挨拶はいい加減になってしまうのか。

人として生きていく上で絶対に欠かせないこと。それが挨拶です。企業も社員教育の基本として熱心に教育されていると思います。 残念ながら入社したての頃は出来ていたのに少しずついい加減になってくる。 何故でしょう?いつも口うるさく言っていたり、「挨拶の徹底」と標語し、皆で毎朝唱和しても、徹底できないのは何故なのか。

挨拶は、言葉、態度、心の三位一体。

挨拶は、言葉、態度、心の三位一体。

挨拶が必要なのはどなたも認識されていると思います。ところで、挨拶がいい加減だった時、やり直しをさせていますか?

やり直しをさせて下さい。挨拶が重要であり会社の成長に直結しているのですから、挨拶のいい加減さを見逃すということは、会社が成長しなくても良いと言っているのと一緒です。

来客時は別にしても、その場での教育が必要なのです。挨拶がいい加減だった場合など、「後で…」、「個人的に…」、「個室で…」と考える必要はありません。 挨拶は、あくまでもその場の教育です。

そうしないから、少しずつルーズになって行くのです。その場で、やり直しをさせるということは、「しっかりした挨拶をして当たり前の会社」「出来なかったら恥ずかしい」という認識を皆が持つように仕向けるのです。

挨拶に関して、決めたルールは徹底的にやりきる事が必要です。継続していると必ず習慣化され、いつの間にか当たり前になります。

新入社員は、その環境が当たり前ですから、必然的にしっかり挨拶の出来る社員になるでしょう。これらを実行し続ける為には、管理職が模範を示し、継続していることが条件です。

挨拶のしっかりしている会社には、会社の参謀役である「うるさい番頭さん」がいらっしゃいます。この番頭さんは、やり直しをさせるのです。 会社の信用と信頼に関わり、社長に恥を欠かせては大変な事だと心から理解し、そこに確固なる信念を持っているのです。

代表者からすれば、どの社員に対しても一端の社会人になって貰いたくて・・。主演を張れる人物になって貰いたくて・・。 「お客様から褒めてもらったら、どんなにか勇気百倍だろうな~」と念じてもいるのです。これは、社員に対しての思いやりでもある大切な厳しさなのです。

「新入社員に対しての教育で、挨拶が大変重要である。」と、大きな声で挨拶の訓練をしても、いざ現場配属された時、諸先輩方が、いい加減な挨拶をしていると「あれ?」と違和感を感じます。 最初は入社したての頃に教えて頂いた元気な挨拶をしていても、その内、諸先輩に見習って挨拶がいい加減になっていきます。

どうぞ、大切な事は絶対に中途半端にせず、やりきるのです。そして、その場で必ずやり直しをさせる勇気を持って頂きたいと思います。