就職に就けるかどうかが大変な時代。面接の研修で挨拶や礼儀、問答などの準備をされますが、 やり方を間違うとその方の自己特性がそがれてしまいます。一定のBOXに収まる皆一緒の面接風景に出会いますが、 就職前研修のメインが型を教えるものであっては・・と疑問が残ります。
「BOX型面接研修」は就職に大きな効力を与えません。面接をメインとした研修であるならば少し違っていると思います。
型にこだわり緊張がエスカレート。笑顔でと言われたが緊張して作り笑い。質問と答えがちぐはぐ。言いたいことを忘れる。
長々と辻褄の合わない話し。はたまた、誰もが聞き慣れた優等生の受け答え。
実は、面接研修を頑張ると当日の面接が「ノックの仕方、ドアの開閉の仕方、姿勢、おじぎの仕方、座り方、手の置き場所など」
に意識が集中して自分を上手に表現できません。簡単にいうと売れる商品になっていないのです。
面接を受ける全員が、面接研修を受けているのですから同じ事が最重要だと思わない事です。出来なければ困りますが、
成績でいうと普通で良いんです。
面接で大事な事。それは、面接担当者があなたから受ける印象、伝わるイメージがどうかということです。ここを教えないと就職難民を作ります。
何度面接を受けても合格しません。もし、就職出来てもすでに志気は下がっていますから、本人の為にはならないのです。
そこで、どうすれば良いのか。それは、自分の良い悪いを知っておくこと、悪いことは直すこと、良いことは活かすことが大切になります。
自分の長所は、何か。長所は廻りの友人や教授、親が知っていますので、自分で判断をしないで聞いて下さい。
次に、受ける印象や雰囲気も「どこが良い、悪い」をハッキリ聞いて下さい。なんか取っつきにくい、やさしそう、真面目そう、やんちゃそう、
態度がでかそう、自信過剰っぽい、などです。
話しをしている時のクセは何かを聞いて下さい。話し方、目つき、口元、鼻をさわる、腕を組む、足を組む、髪をさわる、などです。
自分では、そんな事は無いだろうと思っていても廻りの人からの評価が、面接担当者の評価になります。
面接担当者は、同じ型にはまった人の面接はしたくありませんし採用したくありません。自分をきちんと認識している人、素直な人、
自主性や推進力がありそうな人、気働きが出来そうな人、そして、期待感が持てる人を求めています。
人からの情報を有益に活かして下さい。今の面接のための訓練ではなく、自分の将来の道創りのための訓練にして下さい。
魅力ある社会人になるための訓練です。高校野球でいえば、甲子園に出場するための練習か、甲子園で優勝するための練習かの違いです。
面接に来た学生を見れば伝わるのです。先の将来を見据えて訓練してきたか、どうかが・・。