単なる文字の語呂合わせ。しかし、考え方を少し変えてみると、仕える事の仕事の感覚と私のためにする私事では、働き方が違うように感じませんか。
研修会などで、出席されている社員や幹部の方に、「仕事って何?」という抽象的な質問をすると「働くこと」「会社に来ること」「言われた事をすること」
「与えられた事をすること」「お客様のためにすること」「一生懸命にがんばること」などの意見が多い。
では、「仕事は何のためにされていますか?」と問いかけると答えは様々。
「会社のため」「働くため」「生活するため」「自分のため」「将来のため」中には「社会貢献」「地域のため」「お客様に喜んでもらうため」などなど答えが返ってきます。
どれも間違いではありませんが、どうも会社に掲示されている社是を毎日復唱されているために「社会貢献」などの答えになるのでしょう。
①日々何気なく使っている言葉をハッキリと定義化する社員教育が必要です。
②「仕える仕事」では、言われた事だけ、与えられた事だけをこなすようなイメージがありますが「私ごとの私事」は、自分のために働く、
だから自らの意思でどんな事でも真剣に頑張るという意志が感じられます。(あえてここでは、私利私欲の悪い方にはとりませんが・・)
③仕事は、仕えるものでは無く、わたくしごとの私事として取り組む。結果それが会社への貢献となる。働く環境を与えて下さっている事に感謝しながら・・。
④そう思える社員が増える社員教育を施して頂きたいと願っています。それがひいては、その社員だけでなく、周りを取り囲む全てのものに繋がっていくものだと信じています。
⑤会社(雇用者)は、その人物やスキル、将来性を見込んで採用し、その場所と能力を開花発揮できる業務を与えています。これらに感謝する心を教えることです。
社員からすると、この職場を通して将来設計や自己実現への結びある道なのですから・・。
ここをしっかり押さえないと我利我利的(自分の利益追求=損か得か)な社員が育ち、全体に悪影響を与えてしまうでしょう。